全品天然木・本漆塗です。
自然の香りをお楽しみ下さい。



[ 漆器用語集 ]
   漆液 | 木地づくり | 下地づくり | 塗り | 加飾
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川連漆器(かわつらしっき)に関連する言葉と意味を作業別にまとめています。
より良い製品選びにお役立てください。


紅葉の時期、山で一際目立って赤い葉をつけているのが漆の木。漆の語源は、麗わし、潤う、塗汁、など諸説あるそうですが、いずれも漆への愛着を感じる言葉です。果実からはロウが採れます。

●漆掻き(うるしかき)
漆の木に掻き傷を付けて樹液を採取すること。

●荒味漆(あらみうるし)
漆の木から採取した精製前の漆液。酸化すると乳白色から黒色に変化。

●生漆(きうるし)
荒味漆を濾して不純物を取り除いた下地用の漆。

●精製漆(せいせいうるし)
生漆の成分や水分を撹拌・加熱によって調整した漆。

●黒漆(くろうるし)
精製漆に鉄分を混ぜて黒く着色した中塗り・上塗り用の漆。

●透漆(すきうるし)
不純物を完全に取り除いた透明度の高い飴色の精製漆。

●彩漆(いろうるし)
精製漆に顔料を混ぜて様々な色に着色した中塗り・上塗り用の漆。

●朱漆(しゅうるし)
精製漆に顔料を混ぜて赤く着色した中塗り・上塗り用の漆。朱漆は色調ごとに、古代朱(茶色味の朱)、朱(赤味の朱)、洗朱(黄色味)と呼称あり。

●顔料(がんりょう)
漆液を着色するための鉱物を原料とする漆工芸用の色粉。


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木地づくり
漆器作りの基礎となる最初の作業です。木の特性を知りつくした木地師の手から、様々な形の木地が作り出されます。

●素地(そじ)
漆器の土台となる木材、竹、MDF(中密度繊維板)、プラスチックなどの材料。川連漆器の素地は木材が基本。

●木地(きじ)
素地の中でも木材を材料とするもの。川連漆器の木地となるのは、栗駒山麓のケヤキ、トチ、ホウ、ブナなどの原木で、2〜3年寝かせてから形に挽かれます。

●木地師(きじし)
木地を作る職人。木地師は、指物、曲物、椀木地とそれぞれ専門が分かれています。

●指物(さしもの)
板と板をホゾで組んだ木地。重箱、菓子箱、文庫、小箱など。

●曲物(まげもの)
板を高温で蒸し、円筒形に曲げたものに底板を付けた木地。曲盛器、茶筒、小判盆など。

●挽物(ひきもの)
大まかに挽いた木地を1ヶ月間燻煙乾燥させ、ロクロで仕上げ挽きをした椀型の木地。汁椀、鉢、茶托、棗など。


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下地づくり
下地づくりは、木地を守るための大切な作業。
川連漆器の丈夫さは、この工程がしっかりしていることから生まれます。

●下地(したじ)
木地を丈夫にするため、地塗りや地付けを施す工程。渋下地、蒔地、漆本下地、本堅地などの工法があります。

●堅地仕上げ(かたじしあげ)
渋下地の中でも特に丈夫な川連独特の下地工法。炭粉を混ぜた柿渋汁を塗り、乾いたら研ぎ、研いだら生漆を塗るという「地塗り」を繰り返す工法。

●蒔地(まきじ)
生漆を塗った上から地の粉や炭粉を蒔き付ける工法。

●本堅地(ほんかたじ)
生漆に水で練った地の粉を混ぜたものを付ける工法。

●布着せ(ぬのきせ)
木地の傷みやすい部分を保護するために、布を糊漆で貼り付ける方法。


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塗り
川連漆器には、十工程におよぶ丁寧な塗りが施されています。
種類の違う漆を塗っては乾かし、塗り重ねていきます。

●下塗り(したぬり)
下地を施した木地に、生漆から水分を抜いた黒目漆を塗り、研いで平滑にする工程。

●中塗り(なかぬり)
下塗りの後、上塗りを引き立たせるための塗り。色は上塗りに準ずる場合と異なる場合があり、上塗を研いで中塗りを模様のように見せる曙塗りや根来塗りなどは異なります。

●上塗り(うわぬり)
中塗りの後、表面の色となる仕上げの塗り。上塗りの最後は、呂色塗、花塗、透塗などの技法で仕上げます。

●呂色塗(ろいろぬり)
油分を加えない黒漆を塗って乾燥させた後、表面を研いで艶を出す仕上げの技法。呂色磨きとも言います。木地呂塗や鼈甲塗などの仕上げ。

●花塗(はなぬり)
油分を加えた朱漆や黒漆を塗り、そのまま乾燥させて仕上げる技法。表面を研がないため、刷毛の技術がそのまま現れます。朱塗や黒塗の仕上げ。

●木地呂塗(きじろぬり)
下塗り・中塗り・上塗りに透漆を塗り、磨きあげて艶を出す技法。木目の生きた仕上がり。

●溜塗(ためぬり)
朱漆を中塗りし、上塗りに黒系の透漆を塗り放した技法。透明感ある飴色の仕上がり。

●根来塗(ねごろぬり)
中塗りに黒漆、上塗りに朱漆を塗り、磨いて朱と黒の模様をつける技法。中塗りと上塗りの色を反対にしたものが曙塗り。

●摺漆塗(すりうるしぬり)
生漆を塗って和紙などで摺り込むように拭き取り、乾いたらまた塗るという作業を繰り返す技法。木目の生きた仕上がり。拭漆とも言います。


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加飾
ハレの日に使われることの多い重箱や吸物椀は、
蒔絵や沈金などの装飾を施して、さらに優雅に。

●蒔絵(まきえ)
漆で文様を描いた上から金粉、銀粉、色粉などを蒔き付ける技法。

●磨き蒔絵(みがきまきえ)
蒔絵を施した後、透漆を塗り、磨きあげて艶を出す技法。

●沈金(ちんきん)
沈金刀で文様を浅く彫り、溝に漆を塗って金粉や金箔を埋め込む技法。

●漆絵(うるしえ)
彩漆や黒漆で文様を描く技法。あたたかみのある手描きの表情。

●螺鈿(らでん)
貝がらの光る内側部分を薄く切り、文様の形にして貼り付ける技法。


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