大曲の花火を見に行こう



「大曲の花火」の魅力を、少しでも感じ取っていただけましたか?
でも、百聞は一見にしかず。実際に会場で楽しむことをオススメします。
「大曲の花火」は打ち上げ場の環境が良いことでも有名で、音響・色彩・安全の面からも、全国一の打ち上げ場と言われています。雄物川の水面に映る花火が美しく、対岸の姫神山に反射した音も観客を楽しませてくれます。また、付近には邪魔な光がなく、花火観覧にはもってこいのロケーションです。
ちょっと遠いなと思っても、観に来る価値は絶対にあります。実際に首都圏ナンバーの車も目立ち、更に遠方から訪れる方も年々増えているようです。思いきって出かけてみましょう!
「大曲の花火」を楽しむためのポイントを、Q&A方式でご紹介します。

Q. 会場までの交通手段は?

● JRがオススメです。
せっかく遠くから来たのに渋滞にハマってしまって会場に着けなかった‥‥
空いている駐車場が見つからなかった‥‥
そんな残念なことにならないように、JRをおすすめします。
大仙市内の協和・西仙北・神岡・中仙の総合支所駐車場が解放されていますので、各最寄り駅からの乗車も便利です。
帰りは、駅で順番待ちとなりますので、帰りの切符をあらかじめ購入しておくと良いでしょう。大曲の花火ならではの、花火号・ナイアガラ号・スターマイン号などの名前がついた普通列車や、新幹線こまちが各線数本ずつ増発されており、大曲駅からの接続として増発列車が出る駅もあります。大会終了後の大曲駅発列車の時刻は、時刻表でご確認ください。
● 会場周辺は大規模な交通規制がしかれます。車の場合は、駐車場を事前チェック。
大曲地域(旧大曲市内)の人口は約4万人ですが、観覧者数は年々増加し、2007年には過去最高の76万人を記録。また、2008年は雨にもかかわらず65万人もの観客が訪れました。遠方からの車もかなり目立ち、大曲周辺の道路は前日から混雑し始めます。スムーズな大会運営のため、会場周辺は早朝(一部2・3日前)から、その他の市内道路も大会開始時刻に合わせて通行止めなどの大規模な交通規制がしかれます。
どうしても車で、という方は、当日は駐車場所を求めて動き回るのは難しいので、あらかじめ交通規制図をチェックしておきましょう。駐車場は十数カ所用意されますが、早い時間から埋まります。
尚、大会当日は、ラジオで交通渋滞・駐車場情報が放送されます。
大会終了後、車やバスは歩行者の安全が確保されるまで、各駐車場から道路に出られません。渋滞のため24時過ぎまで身動きできない状況になることが多いので、車内で仮眠をとるのもひとつの手でしょう。時間に余裕がある方は、キャンプもいいかもしれません。

Q. どんなものを持って行けばいいですか?

● ビニールシート/クッション/折り畳みのミニチェアなど
長時間座っているとオシリが痛くなってしまうので、座布団やクッションがあるといいでしょう。チェアの場合は、あまり背の高いものだと、他の観客の視界を遮ってしまうのでご注意。

● 上着
河畔のため、夜になるとかなり冷え込みます。風を通さない上着や膝掛けは必須アイテムです。また、待ち時間の日除けや、風向きによって花火の灰などが降って来る場合があるので、帽子もあるといいでしょう。

● レインコート
雲行きが怪しいと思ったら、レインコートなど雨具のご用意を。76回・77回・82回は、雨の中で開催されましたが、会場周辺のお店では雨具が品薄になってしまったようです。傘は他の観客の視界を遮りますし、人混みの中での使用は危険です。

● 長靴
大会前に雨が降った場合は長靴をおすすめします。当日晴れていても、雨が降った後の河原はドロドロ。オシャレには程遠いですが、みんな花火を見るのに夢中で足元なんて見ていないので大丈夫です!

● タオル/ウェットティッシュ
タオルはいろいろと使えると思います。ウェットティッシュも便利ですネ。

● 虫除けグッズ/日焼け止め
河原なので、虫除けグッズは必須アイテムです。早くから会場入りする方は、日焼け止めも必需品。

● ゲームなど
ゲーム、トランプなどがあると花火が始まるまで退屈しませんよね。

● 食料
会場には出店がありますが、かなり混んでいます。花火をゆっくりと楽しみたい方は、会場に入る前に、コンビニやスーパーなどで買ってもいいですね。

● クーラーボックス
飲み物は、始まる前にまとめて買い込んでおいて、冷やしておくといいと思います。折り畳みタイプ(ソフトクーラーボックス)が便利です。

● プログラム
プログラムは大会本部にあります。プログラムを見ながら、自分なりに順位をつけたり‥‥というのも楽しいかもしれません。

● ゴミ袋
自分の出したゴミを分別できるくらいのビニール袋を数枚持っていきましょう。大会盛況の裏側で、ゴミの問題は年々深刻化しています。会場付近で出るゴミの量は100トンを超えます。大会では、「ゴミ少量化」が呼び掛けられています。
大会終了後の混雑で、持ち帰ろうとしたゴミが邪魔になり、民家の脇や道ばたにゴミが放置されるケースがあるようです。一人が捨てると、たちまちゴミの山ができてしまいます。ゴミの集積所は数十カ所設けられるので、必ず決められた場所に捨てましょう!

● 懐中電灯/ペンライト
帰り道で役立ちます。また、花火終了後に、花火師さんたちが打ち上げ場(対岸)でトーチを振ってお別れしてくれます。懐中電灯やペンライトを振って花火師さんたちに花火のお礼をしましょう。打ち上げという大仕事を無事成し遂げ、充実感に満たされた花火師さんたちと、ダイナミックなショーを満喫した観客がふれあうこの一幕も、なんとも幻想的で感動!会場で見るからこそ、ですよね。

Q. せっかくの花火。トラブルなく楽しむために、会場で気をつけることはどんなこと?

● テント・パラソル
一般観覧席での大型テント・大型パラソルの使用は、他の観覧客の迷惑になるため、禁止されています。

● 自転車
混雑の中、自転車の使用は危険ですので、会場周辺と会場内での自転車の使用は避けましょう。会場入口周辺は狭く、自転車を駐輪する場所もありません。

● 荷物運搬用カート
観覧会場内及び周辺での荷物運搬カートの使用は避けましょう。運搬中、幅を取るクーラーや荷物が他の人にぶつかり、危険です。

● ペットの同伴
ワンちゃんをお連れの方を見かけますが、他の観覧客の中には動物が苦手な方もいます。また、花火の大きな音に驚いて暴れたり、遠吠えをしたり、観覧客の間でトラブルとなることもあります。
● 待ち合わせ
会場に着いたけれど、あまりの人混みを見て帰った‥‥当日はそれほどの混雑です。あらかじめ別の場所で待ち合わせして、会場に入る前に合流することをおすすめします。どうしても会場内で待ち合わせる場合は、回転灯などの分かりやすいものを目印に、場所をハッキリ決め、時間に余裕を持って行きましょう。
● 携帯電話
会場に臨時アンテナが設置されていますが、大変な混雑のため、会場付近で通話・メールがつながりにくくなる場合もあります。観覧場内には臨時のカード式公衆電話が設置されています。場所は大会本部横、赤色回転灯が目印です。
● 観覧席
有料観覧席(桟敷席)と無料観覧席がありますが、年々無料観覧席の場所取り合戦が激しくなっており、80回大会から混雑・危険防止のため、入場規制が行われました。有料観覧席(桟敷席)の販売についてはこちらをご覧ください。
● トイレ
観覧場内を中心に臨時駐車場など市内主要施設に、1,000個以上の仮設トイレが設けられますが、ひどい時には30〜40分待ち。トイレの前は長蛇の列です。昼花火終了後〜夜花火までの打ち上げがない時間や、夜花火の大会提供が始まる前などが、特に混む時間です。水分の取り過ぎにはご注意を。また、トイレ以外(田畑や宅地)で用を足す方がおり、周辺住民の方が大変迷惑されています。最低限のマナーは守りましょう。
● 体調不良
アルコールの取り過ぎは熱射病にかかりやすく危険ですので、適量にしましょう。その他、体調不良で花火が始まる前に救急車で運ばれる方がいらっしゃいますが、遠路はるばる来て肝心の花火が観られないのは、とても残念です。ぜひ、体調管理にも気をつけてください。
● 迷子
大人数、お子様連れで行った場合、はぐれてしまったときのために、あらかじめ集合場所を決めておきましょう。場内には、目印として3カ所に別々の色の回転灯が設置されます。
● スリ・痴漢
会場のアナウンスでも流れていますが、スリにご注意。万一スリにあっても諦めるしかないので、取られないように気をつけるしかありません。貴重品は厳重に保管してください。女性の方は痴漢にも気をつけてください。 
● 危険物
終了後に現場付近で不発の玉、星類、ランスなどを拾った方は、すぐに大曲商工会議所または警察署まで届けてください。火をつけたり、たき火の中に入れたりすると大変危険です。
● 大会終了後の混雑
堤防の上は大変な混雑になります。足元に気をつけて、場内のアナウンスや警備の指示に従って行動しましょう。打ち上げが終わると、屋台が安くなっているところもあるようなので、これを楽しみつつ、混雑が解消されてから、ゆっくり出るのもいいでしょう。

Q. 秋田のおみやげはどんなものがありますか?

「稲庭うどん」「きりたんぽ」「比内地鶏」が有名です。会場にもおみやげ屋さんが出店されていますが、帰りの荷物になってしまうので、インターネットでのお買い物が便利。豊富な品揃えの「あきた特産品」がオススメです。大曲の花火を思い出しながら味わう秋田の味は格別です。

当日は大変な渋滞、混雑と書きましたが、年に一度の「大曲の花火」を心待ちにしている人がたくさんいるからこそ。一度、生で見たら、きっと「渋滞も混雑も何のその!来年も来なきゃ!」と思うはずです。会場で歓声をあげながら花火を楽しんでいるのは、そんなふうに「大曲の花火」の虜になってしまった人たちなのです。
さあ、全国の花火好きさん、会場でお会いしましょう!

【参考資料】
「大曲の花火」大会詳細情報(2010年 第84回版)
桟敷/交通規制図・駐車場案内/JR時刻表/テレビ・ラジオ放送/大会成績など。2010年度情報未発表の事項は、2009年度情報を掲載していますので、参考にご覧ください。

大曲の花火
文と構成/LDT(秋田県大仙市)