樺細工 トップ桜皮細工について
桜皮細工とは

みちのくの小京都として知られる
秋田・角館(かくのだて)の伝統工芸品「桜皮細工」

「桜皮細工」と書いて「かばざいく」と読みます。
一般的には樺細工(かばざいく)と書いて表示されています。

桜皮細工(樺細工)は、春に咲き誇る桜の木、山桜と呼ばれる木の皮(樹皮)だけを使い、独特の技法によって磨き上げて美しい光沢を出した伝統工芸品です。「樺」の字から千昌夫の歌にもある「白樺、青空、南風〜〜。」の白樺を連想される方がいらっしゃいますが、使っているのはヤマザクラ及びカスミザクラの種類の樹皮だけです。
どうして樺細工と言うようになったのかはいろいろ説があり、はっきりしたことは解りませんが、樺(かば)とは、もともと、すべての樹皮を意味する言葉だったようです。
角館でも、昔は「サクラカバ」と呼んでいたのが、今ではカバといえば桜の樹皮をさすようになりました。桜皮を使っていることを解りやすく示すために最近では、「桜皮細工」と表示するようになりました。

桜の木の皮を使った工芸品の歴史は古く、正倉院の御物にも見受けられ、山桜の美しさは万葉集や源氏物語でも賞賛されています。

みちのくの小京都と呼ばれる秋田・角館(かくのだて)に桜皮細工(樺細工)の技法が伝わったのは、今から約200年前の天明年間(1781〜1788)で、当時は下級武士の手内職でしたが、藩主の手厚い保護のもとその技法は角館の町に根付き地場産業として定着していきいました。この頃の製品は胴乱(タバコ入れ)や印籠が主で一説には参勤交代の土産物に使われたともいわれています。

明治に入ると武士から職人になるものも多く、問屋の出現によって販路も拡大して安定した産業に導いていきました。昭和に入り近代民衆工芸運動の先駆者である柳宗悦らの指導のもと技術改良がなされ、昭和51年には秋田県で初の経済産業大臣指定「伝統工芸品」に認定されました。

樺細工は、日本固有のもので秋田の角館が唯一の産地であり、専門の職人がつくり出す製品は、桜皮の素朴な手触りや自然の光沢が美しいだけでなく、防湿・防乾にも優れ芸術性と実用性を併せ持つ贅沢な逸品です。

森の恵み「桜皮細工」

桜皮細工(樺細工)は、日本にある全ての桜が「かばざいく」の材料として使われるのではなく、ヤマザクラ系の桜の皮だけが使われます。しかも風雪に耐え、厳しい自然条件の中で育った皮だけが使われるのです。

ヤマザクラの外樹皮は、樹木の保護をしておりますから、下から上まで一気に皮を剥ぎ取ることをしなければ樹木が枯れてしまうことはありません。しかも、採取するのは「かばはぎ」と呼ばれる専門家で、取る部分・取らない部分を交互に繰り返す方法で、根元の皮から採取していくので、樹皮は再生しその木は生き続けます。

また、角館では自然保護と伝統工芸を守って行くという立場から、20年も前から山桜の栽培に取り組み、豊かな森を守って行く運動を続けております。

LDTは、桜皮細工(樺細工)総合販売店として、角館の桜皮細工を全国にお届けしています。

お手入れ方法

桜皮細工(樺細工)製品は、次のことにご注意いただき、ご愛用ください。

●湿気の強い場所に長時間置かないでください。また、樹皮そのものの水分を失わないよう、直射日光やストーブ等の熱源の近くはお避けください。歪み、ひび割れの原因となります。

●盆・皿など、撥水加工を施している製品は水洗いができます。洗ったあとは乾いた布で水気を良くふき取り、直射日光を避けて乾燥させてください。(※撥水加工の有無につきましては、製品毎に表示しています)

●全般的に桜皮細工(樺細工)製品は、柔らかい布か紙で樹皮の目の方向に拭いていただくと、特有のツヤが保たれ、永くお使いいただけます。

茶筒は桜皮細工(樺細工)の中でも最もオーソドックスなアイテムとして親しまれています。その茶筒ができるまでの行程をご覧ください。

▲桜皮の茶筒は防湿・防乾に優れており、茶葉の保存に最適。日本茶に限らず、紅茶用にもどうぞ。
茶筒一覧>>



山桜の樹皮に刃を入れ、剥離した表皮をめくるようにして開き、静かに剥ぎとります。


製品に合わせてカットした桜皮を水で湿らせ、鏝(こて)を使って伸ばします。幅広の刃で表面を削ると徐々に光沢が生まれます。


薄く削った桜皮に膠(にかわ)を塗って乾かします。


桜皮を木の型に巻き付けて鏝で巻き癖をつけてから一旦外し、桜皮を磨きます。


芯となる木材に膠を塗って桜皮を張り付けます。膠や鏝の熱加減が難しく、鏝の使い方によっては皺ができるため、高度な技術が要されます。


砥草、ムクの葉、砥の粉などを使って磨き上げ、完成です。
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